早朝4時半
ハンマー&アマゾネスは筑波サーキット前のガレージへとやって来た。
スーパーウインズの仲沢社長を拉致してからエビスサーキットへ行くためある。
今回の仲沢社長拉致の目的は
『ミッション交換』
エビスフォーミュラバトル第1戦の時からすでに傷み始めていたミッションを
交換してもらう日がやって来た。
仲沢氏と共に、作業に必要な工具や部品等も車に押し込んで行く。
夏休み期間中と言う事もあり、いつもより車の流れは悪かったものの
7時半にはエビスサーキットへ到着♪
東コース内も車が多くピットは早くも半分位埋まってしまっていた。
(走行車両はほとんどが2輪なのだが・・・)
何とかピットを確保し、FJハンマー号をピットへ移動。
早速ミッションを下ろす作業へと入るハンマー&仲沢社長。
アマゾネスが手を出すと余計壊してしまう可能性があるため
しばし見学・・・
ミッションが下ろされた状態のFJハンマー号。
軽そうである♪
下ろされたミッション(左)と、
仲沢氏が用意してくれた
『程度が良い中古ミッション』(右)
『後は載せて、今外した物をくっつけて行くだけ♪』
と
軽く言い放った仲沢氏であったが・・・・。
ボルト穴が微妙にずれていたり、
ミッションケースが微妙に出っ張っている部分があったり・・・。
作業は意外と手間取り、
ついにはアマゾネスも手を出す事となった・・・。
(逆に邪魔してる?
)
走行は11時からの予定だったが、間に合いそうも無いため11時半からに変更。
何とか走行時間に間に合い、様子見の試乗のためコースへと入って行った。
当日の気温34度以上、路面温度50度・・・。
灼熱のコースの脇で見ているだけでも暑さで気が遠くなりそうになる・・・。
戻ってきたハンマーは暑さと寝不足にやられ気味だったが
ミッションの調子は大分良さそうである。
その後午後2時からもう1度走行し、
今日はこれで終わりかと思っていたが・・・。
どうしてももう1度走りたいハンマー。
4時からの
『カート走行』の枠が空いていないかどうか確認しに行った。
*ここ東コースでは、時間ごとに2輪・4輪・カートと走行枠が区切られているが
カートや2輪の走行時間枠であっても、走行車両が他にいなければ4輪でも走る事が出来るのである。
さらに付け加えると、フォーミュラと4輪は混走である。
ニコニコしながら戻ってきたハンマー。
今日走行に来ているカートは
4時からは走らないので空いていると言う事だった。
早速もう1度走るために準備を始めた。
そろそろ涼しくなり始める頃。
ミッションも馴染んで来たし、
本日のベストタイム更新を狙ってコース上へ入って行ったFJハンマー号だったが・・・。
わずか5〜6周目だっただろうか・・・・?
なかなかホームストレートへ戻って来ないFJハンマー号。
コントロールタワーを見上げると、
オフィシャルが出てきて
マーシャルカーに乗り込んだ。
(マシン回収の合図である。)
『どこかに突っ込んだか・・・。100Rか?最終コーナーか?』
不安に思っているアマゾネスの元へ、ヘアピンで見ていた仲沢氏が戻って来た。
『何か壊れましたねぇ・・・。』
コース外に飛び出したわけではないと分かり、
ちょっぴり安心したアマゾネスであった。
(ここ東コースは、かなりセーフティーゾーンが少ない所もあるので
場所によってはマシンだけでなく体にもダメージを負いかねないのである・・・。)
マーシャルカーに引っ張られ戻って来たFJハンマー号。
早速エンジンルームを覗いてみると・・・・。
エンジンに見事に穴がぽっかり!!
オイル撒き散らかし!!
その場を見ていた仲沢氏によると
ボン!と言う音と共に煙が噴出していたそうである。
第2戦の時からエンジンのフケの鈍さを感じていたハンマーであったが
寿命が来て終わる時はこの様にあっけなく終わってしまうそうだ。
『こんなに見事に穴が開いてしまうものなのかぁ・・・・。』
と、
妙な事に感動してしまったアマゾネスであった。
次回最終戦まで約3週間・・・。
ミッションを載せ換えたばかりだと言うのに
まさかのエンジンブロー・・・。
どうする・・・・・?
どうなる・・・・・?